カーリースサービス「SOMPOで乗ーる」は、損保ホールディングスとDeNAの共同出資会社「DeNA SOMPO Carlife」が提供しています。
頭金なしで新車に乗れる手軽さや、大手が運営する安心感から注目を集めています。
しかし、いざ申し込むとなると、誰もが気になるのが「審査は厳しいのか？」という点でしょう。

この記事では、SOMPOで乗ーるの審査難易度を徹底解説します。審査基準、落ちる人の特徴、通過のコツはもちろん、サービスの特徴から評判、注意点まで詳しくご紹介。あなたがSOMPOで乗ーるを利用すべきかどうかの判断に役立つ情報を網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。

SOMPOで乗ーるの審査は厳しい？その実態に迫る！

sompoで乗ーるの審査は特別に厳しいわけではない？

結論から言うと、SOMPOで乗ーるの審査は、一般的なカーリースや自動車ローンと比較して「比較的通過しやすい」とされています。特別に審査が厳しいというわけではありません。
審査の目安としては、年収200万円以上で安定した収入があれば審査通過の目安となります。カーリースは、車両本体価格から残価を差し引いた金額と諸費用を毎月分割で支払う仕組みのため、毎月一定額の支払い能力が最も重視されます。また、学生や主婦、年金生活者の方も申し込みは可能で、信用力が不足している場合は連帯保証人を立てることで通過のチャンスが広がります。

審査は「仮審査」と「本審査」の2段階方式で行われるため、まずは気軽に仮審査を申し込んでみるのが推奨されています。仮審査であれば、車種が決まっていなくても申し込み可能です。

審査会社はどこ？オリコオートリースによる審査体制とは？

SOMPOで乗ーるのリース審査は、信販会社の「オリコオートリース」が自社で行っています。
外部の信販会社を使うのではなく、SOMPOグループのオリコオートリースによる審査体制なので、審査基準が明確で、比較的審査は通りやすいと言われています。多くのカーリース会社は複数の外部信販会社を提携していますが、SOMPOで乗ーるのようにグループ会社が主体的に審査を行うケースは、利用者にとって安心材料の一つとなるでしょう。

この2段階審査の仕組みは、利用者の審査へのハードルを下げ、契約までのステップを分かりやすくしています。

仮審査と本審査の違いは何？

SOMPOで乗ーるの審査は、以下の2段階で進みます。

仮審査：リースの可否と車種の目安を判断

仮審査は、Webサイトから簡単に申し込みができ、主に以下の情報をもとに、リースの可否と借りられる車種の目安が判断されます。

• 年収や勤務先情報、勤続年数
• 信用情報（仮審査の段階では、信用情報に大きく影響しにくいとされています）

仮審査を通過すれば、車種やプランを具体的に検討し、本審査に進むことが可能です。まずはこの段階で「リース利用の可能性」を探ることが推奨されています。

本審査：正式な契約内容で信用情報を詳細に確認

本審査は、仮審査通過後に正式な契約内容（車種、契約期間、走行距離、オプションなど）を決めた上で行われます。ここでは、提出された情報に基づき、信用情報がより詳細に確認されます。
本審査通過をもって、正式な契約（契約書への署名・捺印）へと進みます。本審査は、仮審査よりも慎重に行われますが、仮審査で虚偽なく申告していれば、落ちる可能性は低いでしょう。

カーリースの審査に落ちた人はどのような人ですか？

SOMPOで乗ーるの審査は比較的通過しやすいとはいえ、もちろん審査に落ちてしまうケースもあります。主に「信用情報」と「返済能力」の2つの観点から落ちる人の特徴を理解しておくことで、事前に準備ができます。

信用情報に問題がある人

カーリース審査で最も重要視されるのが信用情報です。過去に以下の問題がある場合、審査通過が難しくなります。

• クレジットカードや各種ローンの延滞や未払いがある
• 過去に債務整理や自己破産などの金融事故情報がある（いわゆるブラックリスト）
• 複数の金融機関から多額の借り入れがある

特に、現在進行形で他のローンの返済に遅れがある場合、審査通過は極めて困難になります。

返済能力に不安がある人

毎月のリース料金を継続的に支払う能力がないと判断される場合も、審査落ちの原因となります。

• 年収が目安とされる200万円を下回る、または非正規雇用で収入が不安定である
• 勤続年数が極端に短い（入社・転職から半年未満など）
• 他社の借入金額（住宅ローン、マイカーローン、キャッシングなど）が年収に対して高すぎる（年収の3分の1を超えるなど）

ただし、SOMPOで乗ーるでは、信用力が不足していると判断された場合でも、安定した収入を持つ親族などを連帯保証人として立てることで、審査通過の道が開けることがあります。

審査通過の可能性を上げるコツと注意点

月額料金の低い車を選ぶのが審査通過のコツ？

審査通過の可能性を上げる具体的な方法の一つとして、月額料金の低い車を選ぶことが挙げられます。

月額料金を低く抑えるための方法

1. 車両本体価格の低い車種を選ぶ：軽自動車やコンパクトカーは、高額な輸入車や大型車に比べて審査に通りやすい傾向があります。
2. 契約期間を長く設定する：契約期間が長いほど、月々の負担額は分散されて下がります。
3. 走行距離制限を厳しく設定する：残価が高くなり、月額料金が下がります。ただし、契約満了時の精算リスクが高まる点に注意が必要です。

月額料金が低ければ、審査会社から見て「返済負担が少ない」と判断されやすくなり、結果として審査に通りやすくなります。自身の年収に対する支払いの割合（返済比率）を抑えることが重要です。

注意点：審査で嘘をつくのは絶対にNG

審査の際に、年収や勤務先情報などで虚偽の申告をするのは絶対に避けてください。審査会社は提出された情報と信用情報を照合するため、虚偽の申告は必ず発覚し、審査落ちの確実な原因となります。正直に申告することが、最も審査通過への近道です。

SOMPOで乗ーるのメリットとデメリットを理解しよう

審査の前に、SOMPOで乗ーるがあなたのカーライフに合っているかどうか、サービス全体のメリットとデメリットを把握しておくことが重要です。

SOMPOで乗ーるのメリットは何？

SOMPOで乗ーるの主なメリットは、資金計画の立てやすさと、サービスの柔軟性、そして大手ならではの安心感にあります。

• 初期費用・頭金が不要で、月々定額制のため支払いが計画しやすい
• 車検、税金、自動車保険、メンテナンス費用などの維持費が月額料金に含まれているプランを選べるため、急な出費の心配がない
• 自動車保険の等級を引き継げるため、事故を起こしても保険料がすぐに上がることがない
• 国産車・輸入車を含む約300車種から選べる豊富なラインナップ
• 契約期間（1～9年）や走行距離制限（500km/月 or 1000km/月）を柔軟に選べる
• 契約満了後に車を自分名義で所有することも可能な「もらえるプラン」がある
• SOMPOグループ運営によるサポート体制の安心感

知っておきたいデメリットは？

メリットが多い一方で、デメリットもしっかりと理解しておく必要があります。特に契約に関わる制約は事前に把握しておきましょう。

• 残価精算が必要な場合がある：契約満了時に車の実際の価値が残価より低いと、差額を請求されるリスクがある（残価保証オプションで回避可能）
• 任意保険が別料金で、別途加入が必要になる（等級引き継ぎは可能）
• 契約期間中の途中解約は基本的に不可（やむを得ない事情で解約する場合は、違約金が発生する）
• 総支払い額は現金購入やローン購入に比べると、事務手数料や金利が含まれるため割高になりやすい
• 契約期間や走行距離制限があるため、ライフスタイルの変化に対応しづらい
• リース期間中は車の買取ができず、所有権は契約満了後でないと得られない

SOMPOで乗ーるの評判はいい？悪い？利用者の声

良い評判：安心感とコストパフォーマンス

利用者の評判は全体的に良く、特に以下の点が評価されています。

• 月額料金が比較的安いと感じる利用者が多い
• 初期費用や頭金がゼロで新車に乗れる手軽さが好評
• 車検や税金などが定額料金に含まれるため、予算管理がしやすい
• 大手損保ジャパンが運営している安心感やサポートの手厚さ
• 任意保険の等級を引き継げる点が評価されている
• オンラインでの商談や契約手続きがスムーズである

悪い評判：契約条件の制限と料金面

一方で、契約条件の制限や料金については、不満の声もあります。

• 契約期間の途中解約ができない点
• 走行距離制限が厳しく、超過時の違約金が気になる
• メンテナンスをフルで付けると、月額料金が高く感じられることがある
• リース料金は購入と比べると割高と感じる人もいる
• 契約満了時の残価精算リスクが不安

総じて、コストパフォーマンスの良さと安心感が支持されているものの、契約条件の制限や料金については、個々の利用スタイルによって不満に感じる可能性があるというバランスの取れた評判と言えます。特に長距離運転をする方は、走行距離制限に注意が必要です。

知っておきたい重要オプション：残価保証と任意保険

残価精算リスクを回避！「残価保証オプション」とは？

デメリットで挙げた残価精算リスクを回避するために、「残価保証オプション」があります。これは、SOMPOで乗ーるの最も特徴的なオプションの一つです。
月額約1,100円（税込）から加入できるこのオプションを付けることで、契約満了時に車の実際の価値が残価より大幅に下がっても、清算差額の支払い義務がなくなります。

安心してカーリースを利用したい場合は、残価保証オプションの加入がおすすめです。特に、人気車種のモデルチェンジが近い場合や、走行距離が予想より増えそうな場合に有効です。

任意保険はどうなる？等級引き継ぎのメリット

SOMPOで乗ーるの月額料金には、任意保険は含まれていません。別途、ご自身で加入する必要があります。
しかし、SOMPOで乗ーるの大きなメリットとして、自動車保険の等級を引き継げる点があります。

• 従来の自動車保険の等級をそのままリース車両に適用できる
• 事故を起こしても、リース契約満了まで等級が変わらない（正確には、事故時の保険利用で上がった等級を、リース期間終了後に初めて反映する仕組み）

これは、保険料の節約や事故時の保険料上昇を気にせず済むという点で、ユーザーから高く評価されています。保険会社との契約名義はリース会社となりますが、等級は利用者本人のものが適用されます。

法人や個人事業主も利用できる？

法人契約の審査やメリットは？

SOMPOで乗ーるは法人・個人事業主の利用も可能であり、法人でのカーリース契約も充実しています。

• リース料金は経費として計上でき、節税効果が期待できる
• 車検や税金、メンテナンス費用も含まれており、経費管理がしやすい
• 創業年数が浅い法人でも、登記済みであれば仮審査が可能
• 300車種以上から希望の車種を選べる
• 台数限定の法人向け特選車も用意されている

法人契約では、財務諸表や事業計画なども審査対象となりますが、経費管理の簡便さ、車両の調達コスト削減、そして税務上のメリットから、多くの企業に選ばれています。

中古車のリースはできる？

中古車利用の選択肢とメリット

SOMPOで乗ーるは新車リースがメインですが、中古車のリースも可能です。

中古車リースの仕組み

SOMPOで乗ーるの中古車リースは、主に以下の2つの方法で提供されています。

1. 公式サービス「Ucar SOMPOで乗ーる」：リースアップ車など、厳選された中古車をリースするサービスです。
2. 一般中古車販売店の車両：仮審査通過後のオンライン商談時に、希望の車両や販売店の連絡先を伝える形で、その車両をリース契約に組み込んでもらうことが可能です。

中古車のリースを検討することで、より手軽にカーリースを始めることができます。ただし、契約できる中古車には一定の年式や走行距離などの制限があるため、事前に確認が必要です。

契約満了後「車をもらえる」プランの仕組み

どうすれば車を自分名義で所有できる？

SOMPOで乗ーるでは、条件を満たせば契約満了後に車を自分のものとして所有できるプランがあります。これが「もらえるプラン」と呼ばれるものです。

残価設定なしプランは、車両本体価格の全額を分割で支払うため、契約満了時に残価精算の手続きや費用は一切かかりません。契約期間が終了すれば、そのまま手数料なしで自分名義に変更できます。

「もらえるプラン」の注意点

車をもらえるプランは魅力的ですが、以下の注意点があります。

• 残価設定がない分、月々のリース料金は通常の契約より高くなるのが一般的です
• 契約終了後に車を所有した後は、自動車税、車検費用、メンテナンス費用などすべて自己負担となります

月々の支払額が増える代わりに、最後の残価精算リスクがなく、最終的に車を自分のものにできるため、長く乗りたい方や将来的に売却益を得たい方に適したプランです。

SOMPOで乗ーるがおすすめな人とおすすめではない人

ここまでのメリット・デメリット、審査基準を総合的に判断し、SOMPOで乗ーるが向いている人とそうでない人をまとめます。

どんな人におすすめ？

以下のような人には、SOMPOで乗ーるが特におすすめです。

• 初期費用を抑えたい人（頭金・初期費用ゼロ）
• 毎月の支払いを一定にして管理したい人（維持費込みの定額制）
• 維持費の急な出費を避けたい人（車検・税金・メンテ費用を定額にできる）
• 輸入車や高級車に気軽に乗りたい人
• 任意保険の等級を保持したい人（等級引き継ぎメリット）
• 法人で経費処理を簡便にしたい人

どんな人にはおすすめではない？

以下のような人は、他の購入方法やカーリースと比較検討することをおすすめします。

• 契約期間中に車をカスタマイズしたり、売却したりしたい人（リース期間中は不可）
• 走行距離制限を大幅に超過しそうな人（超過料金発生リスクがある）
• 総支払額を最優先に考えたい人（現金購入やローンより割高になりやすい）
• 途中解約の可能性がある人（基本的に不可で違約金が発生）

注意点：契約前に確認すべきこと

残価保証プランでも免責事項はある？

残価保証オプションに加入しても、完全に残価精算リスクから解放されるわけではありません。以下の場合は、保証対象外となり追加精算を求められることがあります。

• 事故による全損や重大な修復歴がある場合
• 車の機能に影響を与える重大な故障や改造があった場合
• ペットやタバコによるひどい汚れや異臭が認められる場合

これらは一般的なリース契約のルールですが、残価保証オプションの契約書を事前にしっかり確認しましょう。

走行距離制限の超過による料金はどれくらい？

SOMPOで乗ーるの走行距離制限は、月500kmまたは月1000kmから選択可能です。契約時に定めた走行距離を契約満了時に超えていた場合、1kmあたり5円～10円程度（車種により異なる）の超過料金が発生します。
長距離運転が多い方は、月1000kmを選択した上で、残価設定なしの「もらえるプラン」を選んでしまうのが、一番安心な選択肢となります。

総括：SOMPOで乗ーるの審査は怖がる必要なし！

この記事を通じて、SOMPOで乗ーるの審査は一般的なカーリースと比較して特別に厳しいわけではなく、むしろ通過しやすい傾向にあることがご理解いただけたかと思います。
審査は、SOMPOグループのオリコオートリースが担当し、年収200万円以上、安定した収入、良好な信用情報が主な目安となります。延滞や未払いなどの信用情報に問題がなければ、まずは仮審査に申し込んでみることを強くおすすめします。
残価精算リスクを避ける「残価保証オプション」や、最終的に車がもらえるプランなど、契約内容を柔軟にカスタマイズできるのがSOMPOで乗ーるの大きな魅力です。 デメリットや注意点も理解した上で、あなたのカーライフに最適なプランを見つけてください。